学園職員ブログ

1月6日は「公現祭」(エピファニー:Epiphanie)なので、「ガレット・デ・ロワ」を実習しました!

2019年01月15日

フランスでは、年が明けると、お菓子屋さんやパン屋さんの店頭は「ガレット・デ・ロワ」で埋め尽くされます。

「ガレット・デ・ロワ」は、1月6日の「公現祭」(エピファニー:Epiphanie)をお祝いして食べるお菓子。

現在では1月6日に限らず、1月中であれば、それを囲んで家族や友人たちが集まる際に食される新年には欠かせないフランスを代表するお菓子です。

パティシエ科もエピファニー(Epiphanie)を祝って洋菓子実習でガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)を作りました。

 

Creme d’amandes(アーモンドクリーム)をPâte Feuilletage(パイ生地)で包み、表面にペティナイフで月桂樹の葉を模した切れ込みを入れて焼き上げるシンプルなお菓子。

でも、パティシエの技(スキル)と個性がハッキリ出るお菓子で、フランスのM.O.F.(フランス最優秀技術者)検定試験の課題にもなっています。

似たようなお菓子で「Pithiviers:ピティビエ」というものもありますが、1番の違いは「フェーヴ」(Fève)という小さい陶器の人形を入れるか入れないか。

※詳細を書くと長~く  なるのでここでは割愛(笑)

写真の手前に並んでいる小さな人形が「フェーヴ」(Fève)! これは私がフランスの製菓器具店(E. DEHILLERIN

:エディアレン)で購入したものです。

【E. DEHILLERIN https://www.edehillerin.fr/fr/】

 

200℃のオーブンで徐々に温度を下げながら焼く事、50分!

 

生地がこんなに膨らんで、実習室にバターのいい香りが漂います。

※写真手前は表面に中心から外に広がる風車模様を付けたお菓子「Pithiviers:ピティビエ」奥が「Galette des Rois:ガレットデロワ」

本校では「Galette des Rois」と「Pithiviers」の実習を一緒に行います。

 

焼きあがった「Galette des Rois」です。

この後、学生は実習グループごとに切り分け(Découper:デクペ)ますが、フェーブを引き当てる幸運な学生は誰かな?