学園職員ブログ
パティシエ科特別実習「米粉」を実施!グルテンフリーでヨーロッパで注目の材料です。
2018年05月31日
パティシエ科は県内で活躍しているパティシエを招いて特別実習を実施しています。
今年度第1回目の特別実習を5月23日に鹿児島県薩摩川内市の「小城製粉」より、小城製粉取締役開発担当の小城吉輝氏を招いて
実施しました。
テーマは「米粉」、日本では米粉パンなどで一時期ちょっとしたブームになりましたが、一般家庭やケーキショップではまだまだ
普及途上って感じはいがめませんよね。
でもヨーロッパ(特にドイツ)では米粉が注目され多くのメディアが取り上げるほどなんです。
なぜ? かっていうと「アレルギー」そう、ヨーロッパでは「小麦粉アレルギー」の人が増えており小麦粉を主食としている
欧米人にとっては大問題! パンもパスタも、お菓子も小麦粉由来の食べ物なので食べられるものが限られる。
ある意味死活問題ですよね。(小麦粉アレルギーとは小麦粉内のグルテンが主たる原因なのだそうです)
そこで注目されたのが米粉! でん粉主体の米粉には「グルテンが含まれません」=「グルテンフリー」
米粉で作ったパンやお菓子なら「小麦粉アレルギー」でも大丈夫!と言う訳でヨーロッパでは大注目の「米粉」を使った講習会です。
数年まえからドイツで何度も米粉を使った講習会/技術指導を行っている小城先生。
白衣には米粉と日本をイメージする刺繍。 世界大会に出場する日本代表のようでかっこいい!
そんなお話をしたら、「今はこのエンブレムではないんですよ。」
技術指導は一区切りしてさらに本腰入れるために米粉を販売・技術指導等を行う現地法人を立ち上げたそうです。
それに伴ってエンブレムもデザイン変更…日の丸に富士山と稲穂! かっこいいのに残念。
講習会に話を戻します。
こちらが講習で使用する「米粉」です。 お菓子の種類によってパン用(強力粉のような特性) 焼き菓子用(中力粉のような特性)
プレミアム米粉(薄力粉のような特性)を使い分けて商品を作ります。
※プレミアム米粉は写真ありません。
お米を製粉した米粉に「薄力粉」「中力粉」「強力粉」の特性を持たせるってどんな技術なんでしょう?
ちなみに原料米は一緒だそうです。
小城製粉おそるべし。
講習の様子は次回ブログにアップします。